尼崎|顎関節症ー整体はどこまでのことができるのか

顎関節症と申告してくださるお客様のなかには、顎の関節に異常がない方もおられます。そういう方に頭蓋骨の矯正や顎の矯正をしてもよくならない理屈。一度、全身からじっくり見させていただけませんか^^

アゴが左右に流れて開く・・・

歯医者さんからのご紹介で豊中からお客さんがきてくださったときのこと。

 
施術に入る前に「どれくらい開かないのか」を確認しておきます。首の向きで開き具合が変化するかも確かめます。
興味深かったのは、体ごと右に捻った状態で口を開け閉めすると、施術しなくてもかなり楽に開く、ということ。
こういうことがままあるんです。

【正面では開きづらいアゴがどちらかを向くことで開きやすくなる】っていうことが。

僕がやってる療法ではこれがとてもヒントになってくれます。

 

実際の施術では。

お客様の「他の症状」にもよるんですがこの時はうつ伏せから始めて仰向けになったもらったところで下肢から確認しつつ施術。

 
痛い側のアキレス腱を押すと顎の痛みが改善しました。

 
次にお腹をする前に、【痛い側の膝をたててもらうとそれだけでも幾分かはアゴの痛み軽減します】。それだけお腹の緊張が緩むと顎が楽になる、ということなのでお腹も丁寧にやっていきます。
最後は首、頭、顔の筋肉の痛みを探して、痛い筋肉を押えたまま口の開閉してもらって楽になるかどうかを確認しつつ施術。
良い状態になってきたので座って確認。

かすかにひっかかりを感じる程度、それすらも感じないない程度へとどんどん変化してきました。

これで終わりかけたのですが、ふと気になったので「アゴを開いたときにまっすぐに開いてる感じがします?どっちかにぶれてる気がします?」と質問してみたところ、「右側に流れてる気がする」とおっしゃいました。

「右に捻ったらアゴが楽に開くのがここに関係してるのか?」・・・試しに右の鎖骨の中をぐっと掴んだままに口を開閉してもらうと・・・
左側の口の開け閉めにまったく異常を感じなくなったそうです。

こういう場面が、カラダをみる整体師としてお役に立てる場面なのかなと思ったりします^^

とはいっても、「朝、起きたら口が開かない」というのがメインなので、翌日の朝の状態までは予見できませんが・・・。
そうそう、歯医者さんいわくは「親知らずを処置しないと、アゴにまた影響がでる」ということでした。
こういうところからも、整体師だけ、ではなくいろんな方面との協力のしあいっこがあればいいですよね!

アゴを開けると痛い方はネットからもご予約いただけます^^