顎関節症はアゴ単体の問題とは限りません
ご来店の理由は頭痛。抱っこか仕事か両腕も痛い。そして「時間があればアゴもしてほしいんです」と。アゴも音はならないけどガクガクと違和感があって、とのことでした。
顎関節症とは言えないんですけど、こんなふうに症状が混然一体となってるケースも多々あります。
お話を聞いただけでも、
抱っこやパソコンワークで両腕が疲れに疲れ、それが肩まできて、首まで来て、アゴまできて、頭まで登ってきてる可能性も想像できます。
あるいは、最初に食い縛りや歯ぎしりがあって、アゴの不調感になって、食いしばりや歯ぎしりをすることによって頭痛が引き起こされてるのかも知れません。
食い縛りがあったとして、それが昔からの噛みあわせや舌の使い方、身体のアンバランスからきているのか、仕事や育児のストレスから起こっているのか、断言することはできません。
もちろん、頭痛と顎関節の状態に因果関係がなくたまたま同じタイミングで起こってる可能性だってあるわけで。
たとえば、PCワークによる目の疲れと頭痛とがリンクしてるのかも、ですし。
そういう意味でいうと、頭痛も顎関節も腕の疲れも全部にタッチできる整体院はお役に立てることが多くかるかも知れません。
今回は、肩こりからほぐしていき、腕も念入りに、そしてお腹も。
(頭の重たい感じなんかは、お腹をほぐすと軽くなることがあるんですよ)
また肩、首、頭、とほぐしていって最後に頬のコリコリを・・・
もう、筋肉のスジがはっきりわかるくらいコリコリになってました。
そこも緩めて行って・・・
起き上がってもらうと、全部が軽くなった!!と喜んでいただけました^^
良かった良かった♪
産後の顎関節症は、骨盤かそれとも
産後、顎関節症で悩まれているママさんは少なからずおられることが僕も整体をやっていくなかで知りました。
いろんな理由が考えられます。
たとえば、出産によって骨盤が歪んで、その歪みを補正しようとして背骨が歪み、肩の高さが変わり、頸椎が傾き、アゴがバランスをとり・・・本来の位置からずれてしまう、というもの。
産後だけにありそうな話ではあります。
けれど、
出産のときの激痛をこらえるためにマックスの力でアゴを食いしばっていたとしたら?
寝るときに添い乳でいつも片方をむいてばかりで寝てしまっているとしたら?
そういう可能性も小さくはないと思います。
もし、出産のときに力いっぱいで食いしばっていたら、するべきことは骨盤の矯正や頭蓋骨の矯正ではなく、そのときの筋肉疲労を優しくケアしてあげることだと思います。
歪みよりも、まず生活のシーンを疑う。
それが顎関節症改善への近道だと僕は思っています。
顎まわりの症状もいろんなところが関係していることがあります。
口を大きくあけるとずれる、顎まわりが凝る、それが目的で来てくださったんですが・・・
そのほかに首から顎にかけての自覚症状がてんこもりでした^^;
ベッドに仰向けで寝てもらうと
それだけで首の後ろが痛くて寝ていられないんだそうです。
普段は横向きで寝てるそうです。
それならば、と。
ベッドで仰向きに寝てもらって
膝を立ててもらいました。
これでかなり首の後ろが楽になったそうです!
まずは読み通り^^
さらに、枕を高くしました。
これで首の後ろの違和感がほぼなくなったそうです。
これも読み通り^^
いろんな「条件」が出揃ってきましたよ(^^)
すごいですよね。顎にさわらずに、身体の姿勢を変えるだけで身体はこんなにも楽になる・・・
あとは、考えるだけ。
足を伸ばしてまっすぐ寝られない。
けど、膝を立てたら首は楽。
首を高くしても、首は楽。
それって、なんで?
自分に問題を出して、自分で答えます(笑)
どんな症状(整体の扱う範疇で)でも、ヒントは一緒。
身体は痛くない方向に向かおうとする。
痛いところを庇うために、休めるために。
身体はあなたを苦しませようとはしていない。
そこを信じるとなにが視えてくるかっていうふうに。
ということは、
ということは、
痛くない体勢がわかれば、どこを休めることができているのかもわかる、ということですね^^
休めたい場所、そこを施術してあげたらいいんです。
あなたの身体は最初っからヒントを目の前に出してくれていたんです。
お客さん、ステキな笑顔で帰っていまれました(^^)
園田から顎関節症対応の整体院を探されて
園田から、アゴを開くときの違和感でわざわざ武庫之荘のかいつう館まで足を運んでくださいました。
なんでも、歯医者さんで奥歯の治療をしてもらうために、口を大きくあけたところ・・・
ガクッという衝撃とともに、、、なったんですって(汗)
外れた!?戻る?!というくらいの衝撃を感じたそうです。
それ以来、
おしゃべりを続けたり、食べていると、アゴがだるくなってくる。
大きくあけるとパキッと音がする。
音がする直前くらいにひっかかってる感じがする。
とおっしゃってました。
キッカケがそれなので、アゴまわりに要因がありそうですけど。
念のため、脚から。
脚でも少し軽くなってくれました^^
お腹も。
お腹でも少し軽くなってくれました^^
残るは、お顔。
集中的に。じっくりじっくり。
あちらこちら。
やっては戻り、手をあてて。
やっては戻り、手をあてて。
いつしか、かすかに聞こえてきたお客様のゆったりめの息も耳にいれながら・・・
そのあとは座ってもらって最後の調整。
首を触ったり、耳の後ろをさわったり。
結果。
大きくあけられるようになった。
ひっかかりを感じなくなった。
アゴがまっすぐ下に降りるようになった。
顎のだるさが軽くなった。
最後まで取れなかったのが、パキッという音でした。
この音が、、、なかなか僕には取れなくて申し訳ないです。
こんな感じで。
整体院ならではの方法で可能な限り、楽な状態に近づけていきます^^
まずはお気軽にご相談くださいね!
アゴの痛みと、たとえば膝の痛みは、別物でしょうか?
アゴが痛いんです、という産後のママさん。
で、どういうときに顎が痛いのかというと。
「お風呂を洗うときです」とのこと。
あとは、朝、起きたら顎が痛いこともある。
僕もはじめてであった「パターン」です(苦笑)。
ちなみにしゃべっててもものを食べても、口にはなんの症状もないらしいんです。
食べるために口を開く、食べるために噛む、ではアゴは痛くないと。
顎関節になにか問題があれば、その時点でもなにか違和感は出ると思うので、あんまり顎は心配ないのかな、とも思います。
ここで顎関節にとらわれなければ、ですね。
お風呂を洗うときに腰が痛い。
お風呂を洗うときに肩が痛い。
お風呂を洗うときに膝が痛い。
こういうことは僕もよくお聞きするんです。
じゃあ、顎だけ特別か?というと、同じ人体のなかのことですから、顎だけが別の原理で痛くなると決め付ける必要はないと思うんですね。歯があるだけ、他とは違いますが(笑)
では、お風呂を洗うときに膝が痛い、というのとお風呂を洗うときにアゴが痛い、というのと同列にくくっっちゃっても良いんじゃないか、と僕なんかは思うわけです。
腰が痛い。
顎が痛い。
と分けたらこの二つはまったく別物ですよね。
腰痛と顎関節症です。
だけど、
お風呂を洗うと痛い、というシチュエーションでくくるとこの二つは同類ですよね。
なんと、「見方(括り方)が変われば」まったくの別物が同じ項目に分類することも可能になります。
痛い場所じゃなく、痛いシチュエーションでまとめると、「同じ」だったりします!
まず、目の前でお風呂を洗うマネをしてもらいます。
マネでも痛いとのこと。
見たときに「あ、、ここかな」と思うところがあったのでそこを押えて同じことをしてもらうと「痛くないような気がします」と。
試しに自分でも同じことをしてみます。やっぱり「ここと、もしかしたらここも」という感覚があったので、一度ベッドに寝ていただいて施術。
もう一度、立ってもらってお風呂を洗うマネをお願いしてみます。
今度はバッチリみたいです。
念のために、立った状態でもポイントになるところ、をいくつか押えておきます。一応、この場ではアゴの痛みは消失しました。
とはいっても、実際にお風呂を洗ったときにどうなってるか、は確約できませんが、少なくとも最初に真似してもらったときにあった痛みはゼロになったみたいです。
顎関節症だ、とくくってしまうと、それはもう、歯医者さんの領域です。
でも、アゴが痛い、どういうとき?お風呂を洗うとき。というふうに痛くなるシチュエーションを追いかけていくと、案外、その痛みは腰痛や膝痛と同列だったりする。
こういう見方ができるのが整体院の強みかなと思ったりもします(^^)
アゴのことは赤ちゃん時代から!?
昨日は僕の整体院「かいつう館」で、ここで紹介させてもらっている歯医者さんに来てもらって
「赤ちゃんのことあれこれセミナー」をしていただきました。
ご参加くださった方々は、お孫さんが生まれたばっかりの柔整師・セラピストさん、やもうすぐお孫さんが生まれる鍼灸師さん、小児鍼に力を入れておられる鍼灸・柔整師の先生たち。みなさん、セミナーの内容に食いつきっぱなし^^
講師の方は冒頭にも書きましたが、「歯医者さん」。
抱き方や抱っこ紐、授乳の仕方、枕、食べさせ方などで、赤ちゃんやお子さんの舌の位置やアゴの状態がどう変わるか、など熱のこもった講座をしていただきましたよ^^
こういう話しを育児専門家じゃなく、歯医者さんから聴く時代が来るなんて!!!
「泣かせ方?」もインパクト大でした!!!
思い返してみると、僕らはいかに泣く機会を赤ちゃんから取り上げてしまっているのか、泣き止ませられない親としての自分を責めてきたか、そんなことも考えてしまいます。泣き止ますことが最重要事項じゃなかったんだな・・・・
大人でも、靴下や靴、足の運動などで、姿勢が変わったり身体が安定して力が発揮できたり、という実演も見せてもらいました。
つまり、足で身体のバランスが崩れたり整ったりすることがあるわけなんです。
足ーアゴという一番遠い位置関係ながら、足も大事!ということを実感させていただきました。
顎関節症も足からみていかないといけない理由がわかった気がします。
かいつう館は顎関節症関連だけでなく、妊婦さんの整体や、赤ちゃん連れ整体もさせていただいていますので、めちゃくちゃに勉強になりましたよ^^いーっぱい、伝えたいことができました!!!
またこのセミナーやってほしいなあ(^^)
アゴの不調もネットで当日予約をしていただけます^^
顎関節症が脚で変化したこともあります^^
歯医者さんで「噛みあわせの問題ですね」と顎関節症の理由を説明されたお客様がきてくださったことがあります。
この辺は、歯医者さんと連携していけたらいいなと思います。
整体で骨盤から背骨から頭蓋骨から矯正しますんで、歯医者さんは要りませんよ~歯なんか削ったら終わりですよ~っ当整体院に来てくださいね~って一概に言えないと思うんです。
現に僕のしってる歯医者さんは・・・
体に歪みがあったら顎だけやっても意味が薄いから、と整体院であるかいつう館にお客様を紹介してくれる歯医者さんもあります。
足からも噛みあわせをみていかれたりします。
腕をさわって開けにくかった口をあけたりもします。
意識が高く常に勉強しておられる歯医者さんはある意味、整体師以上の最先端の知識と技術をもっていたりするんです。
さてさて。かいつう館での過去の事例ですが、
足から噛みあわせをみていくノウハウはないんですが
仰向けでお客様のふくらはぎやアキレス腱をきゅっと押さえた瞬間にアゴをあけたときの痛みが減った方がおられます。
「あけやすくなりました!」って。
これ以降、顎関節症だと診断された方の脚は必ずさわるようになりました^^
お客様に「え!なんで!?」って聞かれるんですが・・・
「顎関節も両側にあって、脚も両側にあるでしょう?だからバランスが影響しあってるんですかねえ」とか言ったり、
「身体の土台は骨盤だ、ていう人もいるんだけど、土って書くくらいだから、土台は土に接する足ですよね。そこがアンバランスなら一番上の頭の関節の一つがアンバランスになることもありえますよね?」とか説明したり。
正直、これだ!ってまだ説明できませんし、すべての人が脚で変化するわけでもないのですけど。僕も「面白いなあ、人間の身体って」って感じてる一場面です^^
そして、冒頭に書きましたが、こういう脚から変わる事例もあるので削ってしまったら終わり、という先生がでてくるのもむべなるかな、ってとこでもあるんですが^^;
顎関節の痛みは全身からみてみる整体もテのひとつですよ(^^)
かいつう館では顎関節症でお悩みの方もネットからご予約いただけます。